英語学習
2021年7月9日
買いだめは得かソンか

オンラインでも街中でも、書店で英語教材を選ぶのは一苦労です。レベルは自分に合っているか、挿絵は多いのと少ないのとどちらが好きか、飽きそうにない作りか、書体は見やすいか。紙の本ならさらに表紙の色やデザインが気になる方もいるでしょう。こんなに大変な思いをして探すのだから、まとめて何冊か買ってしまいたいと思うのも無理はない話です。
教材を買いだめしがちという方々から詳しく聞くと、買いだめは主に二種類あるようです。
A.「同じレベルを何冊も」
B.「同じシリーズをレベル別に何冊も」
今のレベルを徹底的に学びつくそうという意欲の表れがAのパターン、英語学習のパートナーに出会えた喜びの表れがBのパターン、ともいえそうです。
買いだめは普通、後の面倒や支出金額を減らすためにするものですが、英語教材に限っていうとあまり良いことはありません。つまり、A、Bどちらの買いだめも損です。
上達を望むなら教材は慎重に選び、雑学ではなく学習内容と練習問題の詰まったものにしましょう。そして、選んだ一冊を丁寧に使い切りましょう。丁寧とは、一度やった内容は後で戻って復習する、新たな内容の練習問題を解く前にしっかり説明を読み込む、ということです。 一冊を何度か解くうちに誤答が減り、「読まなくて良い説明」が増えていけば、確実に英語力は上がっていきます。その本から学べることがそろそろなくなってきたら、次の一冊を慎重に選ぶと良いでしょう。